栃木県宇都宮市の株式会社オースタム

「Tシャツの家」のつくり手、株式会社オースタムの公式ブログです。

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蓄電池ってどうなのよ?

  • author: oustam
  • 2018.07.06 Friday

 

このところ、新築をご検討されているお客様から、蓄電池についての質問がたくさんあります。

太陽光発電を検討する際に、一緒に設置した方がいいのでしょうか?

 

この蓄電池という機械をどのような目的を第一優先としと設置するかで、考え方は変わります。

 

まず、地球環境の為に、少しでも省エネルギー化を推進したいと考える方。

設置をお勧めします。

太陽光発電システムでつくった電気の中で余った分を、売るのではなく、できるだけ蓄電して、夜などの発電しない時間帯に使用することで、大きな電力会社の原油などの枯渇資源からつくる、距離によるロスの大きな電気を使用する量を減らすことができ、とっても地球にやさしいです。

 

続いて、自然災害などの緊急時の非常用エネルギーとして考えている方。

設置をお勧めします。

太陽光発電システムで発電した電気を常に一定量、蓄電池にためておくことで、停電時でも電気を使用することが可能です。

非常時利用は、メーカーにもよりますが、1500w程度と制限されますが、数日程度の利用が可能となります。停電の復旧までを考えれば、十分なバックアップと言えるでしょう。とっても安心です。

 

 

さて、最後に蓄電池を設置することで利益を得ようと考えている方、

 

残念ながら、もう少々待った方がいいでしょう。

現在の蓄電池の価格から試算すると、「元を取る」ところまで行くのは難しいかもしれません。

太陽光発電システムのように、初期費用を何年で回収して、という「投資」的な考え方でいくと、まだまだお勧めできません。

 

では、もう少々というのは、どのタイミングでしょうか?

まず第1のタイミングとしては、2020年です。

2020年には、太陽光発電の売電固定買取が始まり10年が経ち、最初の固定期間が終わる太陽光が出てきます。

固定期間が終わると、売電価格が下がるため、より効率的な発電の消費をするために、蓄電池設置の大きな流れが起きます。

するとどうでしょう。設置が増えると、製造が増え、コストが下がります。

蓄電池の価格が今より下がることが考えられるのです。

この時期に試算して、「投資」としての価値があれば、設置に踏み切るが吉です。

 

第2のタイミングとしては、「黒船」です。

というのも、現在、国内で出回っている蓄電池の多くは、シャープやパナソニックなどの日本製です。

製品のクオリティも、保証対応などもとても良いのは、当たり前。

ですが、国内製品のみだと、製品の価格競争が起きにくく、価格が下がりません。

そこで出てくるのが、黒船=海外製品です。

保証の問題や、利益が出ないと撤退が早いなど、長期的に見てのリスクもあるので、海外製品を使うか使わないかは、また色々な意見があるのですが、海外製品が入ることで価格競争が起こり、価格が下がります。

 

その筆頭株なのが、Tesla社。

 

写真は tesla HPより

 

車が好きな方はご存じ、アメリカの電気自動車メーカーです。電気自動車つくるついでに、そこに乗せるバッテリー(蓄電池)を家庭用として販売し始めました。価格が安い為、アメリカ国内でバカ売れ。生産が追い付かない状況のようです。

また、ドイツメーカーなども同等の価格や、メーカーのユーザーさんを巻き込んだ、バーチャルパワープラント(詳しくはリンクをご確認ください)などの仕組みで、価格を抑えるメーカーなども出てきているようなので、国内に参入したときには、設置する側にも沢山の選択肢が生まれるのではないでしょうか。

 

私も太陽光発電システムを自宅に設置しているユーザーのひとりです。

太陽光発電を「投資」として設置しました。投資の意味合いは、以前書いたブログをご参照ください。

自宅への蓄電池設置のタイミングを見極めています。

 

現状としては「投資」というよりは「保険」に近い商品かもしれません。

設置する一番の目的によって、タイミングを見計らう必要があります。

しっかり相談できる設置業者さんと仲良くしましょうね。

 

 

hiroyuki

 

 

代表就任のご挨拶

  • author: oustam
  • 2018.07.01 Sunday

2018年7月1日をもって、代表取締役を拝命することとなりました、鈴木博之です。
栃木県は、ヒートショックリスクの日本一高い県です。そのの本県において、冬はあたたかく、夏はすずしく、健康的で省エネルギーな暮らしをご提供することで地域のご家族の健康を守ることこそが、弊社の責務と考えております。そのため、18年前から高気密・高断熱住宅に取り組み、その仕組み、知識、経験を積み上げて参りました。
今後も栃木県に暮らすお子様からお年寄りまで、皆様の健康的な暮らしを普及するべく、より高い住宅性能を有する住まいを広げていきたいと考えております。
先代、鈴木松男が築いてきた信頼をさらに強固にすべく、これからも邁進いたします。若輩者では御座いますが、先代同様、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

平成30年7月1日
株式会社 オースタム 代表取締役社長 鈴木博之

高気密・高断熱は最近の家?

  • author: oustam
  • 2018.06.26 Tuesday

最近言われた一言。「高気密・高断熱なんて最近の話でしょ?」



そうなんです。日本の住宅において、断熱や気密の重要性が一般的に認知されはじめたのはここ数年の事かもしれません。

(まだまだ重要視されていないところも一部あるようですが。)


諸外国でどれだけ当たり前でも、日本で高断熱を認知させるには、住宅建築の大きな流れを決める圧倒的マジョリティー「ハウスメーカー」という存在が動かないと進まないという構図があります。そのハウスメーカーも国のゼロエネルギーハウス(ZEH)政策のために、しぶしぶ舵を切らざるを得なくなり、断熱性能のみは徐々に認知されるようになってきました。


かく言うオースタムは、創立してまだ21年の小さな家族経営の工務店ですが、住宅建築をはじめた18年前から高気密・高断熱住宅への取り組みをはじめました。

当時まだ、「オール電化ってなに?」「電気だけなんて、なにが起こるかわからないからいイヤ!」「灯油のほうが安いから」など、新築のオール電化普及がこれだけ当たり前になるから、オール電化住宅への転換を行い、室内の空気環境改善の取り組みを行っていました。(ちなみに宇都宮でもっとも早くオール電化の賃貸アパートを建てたのはオースタムなんです。)


また、当時ほとんどの住宅はグラスウールの不十分かつ半端施工な充填断熱(内断熱)のみで気密・断熱性能なんて、言葉すらほとんど聞かない18年前から、硬質ウレタンによる気密施工と壁内通気による輻射暖房を取り入れ、断熱材で制震作用をもたらす安心快適な住まいづくりをしてきました。

さらに14年前からは充填断熱+外張り断熱を加えたW断熱となりました。


東日本大震災以降は、「電気」というものへのあり方を見直し、蓄熱暖房機による大熱量暖房から、ヒートポンプを利用したエコ暖房へとより住んでいるご家族が夏も冬も心地よく暮らせる空間としての家を目指してバージョンアップを繰り返してきました。


認知されつつあるのは最近ですが、国内でも地場工務店には高気密高断熱住宅のしっかりとしたノウハウを持った工務店があります。

実はあなたの住まいの近くにもそんな、地元工務店があるかもしれません。


高気密・高断熱の家は、最近できたものではありません。知る人ぞ知るところには、しっかりとした知識と経験の蓄積があるのです。


今日はいつもより多めに自社アピールしてしまいました。。。(#^.^#)



hiroyuki


パッシブデザインの間違っているのによく知られる概念。

  • author: oustam
  • 2018.06.22 Friday

Passive design(パッシブデザイン)。

太陽の光や熱、風など自然を利用して、より快適に暮らすことを想定した設計手法のことを言います。

家づくりについて真剣に検討されている方は、一度は耳にしたことがあるかと思います。

さらに、パッシブデザインというと下のような図も見たことがあるのではないでしょうか。

 

 

夏至と冬至の太陽の高さの表示があって、「太陽高度の高い夏至の暑い日差しはシャットアウト。冬至のあたたかな日差しは家の中に。」的なコピーが続いていたり。

 

とってもわかりやすい表現ですね。

 

で、思い出したいのは、夏至っていつだっけ?ということ。

 

今年の夏至は6月21日。昨日でした。

 

時期的には梅雨。夏本番にこれから向かっていく季節。まだまだ日差しは強くなり、まだまだ暑くなります。

という事で、パッシブ的な夏の日差し対策は夏至で考えるのは×

一年でもっとも気温が高くなる8月の中旬くらいの太陽高度を目安に軒の出を設定しないと、ホントに暑い時期に日差しが家の中に入ってきてしまいます。夏至よりも太陽高度を低く設定しなければなりません。

 

逆に今年の冬至は12月22日。

本当に寒いのは1月下旬から2月。

軒の出の設定は夏至よりも高い太陽高度で。

 

風などに比べて太陽の動きは一定でシュミレーションもしやすい、

もっとも取り入れやすい自然エネルギーです。

より暖かく、すずしく、エコロジーに暮らすために、家づくりに取り入れることをお勧めします。

 

 

hiroyuki

色は住む人がもってくる。

  • author: oustam
  • 2018.06.16 Saturday

家づくりにおいて、内装を選ぶというのは、施主様にとって非常に難しい問題です。

ご夫婦間でイメージの統一ができていないと、色選びで夫婦喧嘩なんてことも、むかーし、ハウスメーカーに勤めていた時に結構体験しました。

ちなみに、内装というのは、床、かべ、天井などの仕上がりのことです。

材料は木を使うか、タイルか、壁紙、ぬりかべ、塗装などのどういったもので完成させるか、そして、どんな色を使うか、楽しいところですが悩みどころでもあります。

 

もちろん、材料については、プロが施主さまの暮らしのご要望に合わせて、適材適所ご提案してくれますが、皆さん悩まれるのは色です。つい、せっかくなのでと色や素材を使いたくなるのですが、そんな時はこの言葉を思い出してください。

 

「色は、住む人が持ってくる。」

 

これは、オーストリアの建築家ヘルマンカウフマンが先日来日した際に、話していたのですが、

住宅はあくまでも箱でしかなく、人が暮らす場所。暮らすにあたり、家具やインテリアを住む人が持ち込んだ時を考えてシンプルに作っておきなさい。という事でした。

 

テーブル、チェア、本、家電、写真、絵画、日用品、家電など、住み始めると様々な色が入ってきます。

悩んだらシンプルにしてみるのはいかがでしょう。

 

ちなみに、完成前、できれば打合せ段階で、リビングやダイニングに入れる予定の家具を決めておくと、違和感のない空間づくりが可能です。特にテーブル類は空間のなかで、意外と大きな面積を占めるので重要ですね。

オースタムでも家具打合せと称して、地元の素敵な家具屋さんを一緒にまわって、家具決めもしています。

 

 

写真は私の自宅。持ち込んだもので色が増えまくった場合の一例です。

 

 

hiroyuki