2018.06.26 Tuesday
高気密・高断熱は最近の家?
最近言われた一言。「高気密・高断熱なんて最近の話でしょ?」
そうなんです。日本の住宅において、断熱や気密の重要性が一般的に認知されはじめたのはここ数年の事かもしれません。
(まだまだ重要視されていないところも一部あるようですが。)
諸外国でどれだけ当たり前でも、日本で高断熱を認知させるには、住宅建築の大きな流れを決める圧倒的マジョリティー「ハウスメーカー」という存在が動かないと進まないという構図があります。そのハウスメーカーも国のゼロエネルギーハウス(ZEH)政策のために、しぶしぶ舵を切らざるを得なくなり、断熱性能のみは徐々に認知されるようになってきました。
かく言うオースタムは、創立してまだ21年の小さな家族経営の工務店ですが、住宅建築をはじめた18年前から高気密・高断熱住宅への取り組みをはじめました。
当時まだ、「オール電化ってなに?」「電気だけなんて、なにが起こるかわからないからいイヤ!」「灯油のほうが安いから」など、新築のオール電化普及がこれだけ当たり前になるから、オール電化住宅への転換を行い、室内の空気環境改善の取り組みを行っていました。(ちなみに宇都宮でもっとも早くオール電化の賃貸アパートを建てたのはオースタムなんです。)
また、当時ほとんどの住宅はグラスウールの不十分かつ半端施工な充填断熱(内断熱)のみで気密・断熱性能なんて、言葉すらほとんど聞かない18年前から、硬質ウレタンによる気密施工と壁内通気による輻射暖房を取り入れ、断熱材で制震作用をもたらす安心快適な住まいづくりをしてきました。
さらに14年前からは充填断熱+外張り断熱を加えたW断熱となりました。
東日本大震災以降は、「電気」というものへのあり方を見直し、蓄熱暖房機による大熱量暖房から、ヒートポンプを利用したエコ暖房へとより住んでいるご家族が夏も冬も心地よく暮らせる空間としての家を目指してバージョンアップを繰り返してきました。
認知されつつあるのは最近ですが、国内でも地場工務店には高気密高断熱住宅のしっかりとしたノウハウを持った工務店があります。
実はあなたの住まいの近くにもそんな、地元工務店があるかもしれません。
高気密・高断熱の家は、最近できたものではありません。知る人ぞ知るところには、しっかりとした知識と経験の蓄積があるのです。
今日はいつもより多めに自社アピールしてしまいました。。。(#^.^#)
hiroyuki