2017.11.16 Thursday
住まいとバイキンマン
最近、息子がアンパンマンにガッツリはまっており、アンパンマンのテーマが耳から離れない今日この頃です。
さて、これだけアンパンマンを見ていると気になってくるのは、
「バイキンマンってなんだ?」という事。
バイキン星からやってきて、カビるんるんを引き連れて、ドキンちゃんと超仲良し。
みんなから愛されない努力家。(実はお子さんには大人気ですが。)私は結構好きだったりします。
では、そもそもバイキンって何でしょう。
バイキン = 黴菌 → 黴 = カビ
辞書で調べてみるとバイキンのバイはカビのことでした。
私が小さい頃から、幼稚園や小学校などで、「バイキンをやっつけよう!!」的なスローガンと共に敵視してきたコイツの正体はカビだったのです。
カビが原因の病気というと、ちょっと調べるだけで、喘息、結膜炎、鼻炎、食中毒、水虫、果てはガンまで、身近にある病気のオンパレードです。つまり、カビというのは多くの病気の発生原因となりうることから、対策が取られてきたという訳です。
では、住まいではどんなところにカビが発生するのでしょうか。
多くの方は、「水回り」と答えるでしょう。水分が残り続けるところにカビは発生しやすいですよね。
他には、窓廻り。結露が原因です。この結露、実は壁の中で起こっているケースもあります。
リフォームで壁を開けてみたらカビで真っ黒の画像を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
これら、水回りや結露を原因とするカビがなぜ発生するのか。
答えは、換気不足と断熱不足が原因であることが多いです。
室内の換気が行き届いていないと、空気が一部にこもってしまい、湿度の高い状態が続いてしまう事になります。
また、断熱が足りないと外の冷気が室内に伝わってしまい、結露を起こします。壁の中の結露も全く同じ原因です。
対策としては、
換気は熱交換式の第1種換気を使うこと。(詳しくはコチラのブログをお読みください。)
窓については、トリプルガラスの樹脂サッシ。(宇都宮でもアルミ樹脂ではもう・・・というブログ)
壁の中はコチラ。
というように、見える部分、見えなくなってしま部分それぞれに、間違いのない材料と施工をしないと、
暮らし始めてから、何十年と、家の歴史がバイキンマンとの戦いの歴史になってしまいます。
アンパンチで助けてくれるヒーローが現われてくれればいいのですが、なかなかそうもいきません。
お子さんの健康的な暮らしのために、パパとママがしっかり家づくりを勉強して、
アンパンマンとメロンパンナちゃんになってあげてくださいね。
hiroyuki