気密性の良し悪しってなにで変わるの?

 

 

先日の気密測定で、ついにC値=0.1を切ることができました。

 

2000年以前、国が推奨した北海道の気密性能が、C=2.0以下、一般に高気密と言われる現在のレベルでも、0.5以下ですから、なかなか頑張れている数値になりました。

 

今や暖かく、涼しい、そして空気がキレイな健康住宅をつくる為に、気密性が高いことは最低条件であることが周知されつつあります。さすがに、「気密性が高いと息苦しい」なんて事を言う方をお会いする機会は終ぞなくなりました。

 

 

とは言っても、忘れている方におさらい。

 

気密性能が低いと漏気によって家の中の空気が勝手に漏れ出します。

 

漏れた分、外の空気があちこちから勝手に入ってきます。

 

冬は暖めた空気が屋根から逃げ出し、床から冷気が入ってきます。

 

冷暖房計画どころではありません。

 

さらに、隙間面積が大きいと、現在法的に義務付けられている24時間換気が無効化されてしまいます。

 

梅雨の湿気も花粉も黄砂も入り放題。極端なことを言えば、虫や小動物まで・・・

 

24時間換気は、機械によって家の中の空気が2時間に1回入れ替わるように、計画的な換気を行うことを目的としています。

 

それによって、家の中の空気をクリーンに保つわけです。

 

しかし、各所で漏気していると、計画換気どころではありません。空気が動きやすいところはより動き、動かない所は吹き溜まりのような状態に。結露やカビ、ダニ、シックハウス、不健康のたまり場となってしまいます。

 

人が一日に18〜20kgを体内に取り込んでいる空気。

 

この空気の安全性を守るためにも、換気がとっても重要。

 

機械による計画的な換気を可能とする最低ラインの数値が、C=0.5と言われています。

 

だからこそ、健康や温熱環境の良さにこだわる建築会社はこぞって、気密処理に手間を惜しまず、当たり前のように建築する住宅を全棟気密測定を行います。

 

気密については、机上の計算では数値の想定がまったくできません。

 

現場での施工がすべてです。

 

屋根(天井)・壁・基礎(床)といった断熱材施工部分、構造金物の窓や玄関ドアなどの開口部まわり、給排水管、電気配線、エアコン配管、基礎の打ち継ぎ、換気ダクトまわり、構造材の金物を通す穴など、とにかく外壁に面している部分すべてにおいて、隙間になりそうなところはすべて隙間ができないように塞ぐって事です。

 

あ、窓や玄関ドアについては、気密性能が高いモノで計画するのも忘れずに。

 

設計者だけが考えてるだけでは、実現はできません。

 

現場監督、そして大工、電気業者、設備業者、など各職人も現場レベルで気密に対しての意識がないと、カンタンに数値が大きくなっていきます。

 

私も、よくブログで「建築業者は普段やってることが一番得意」なんて書きますが、気密も同じです。

 

その建築業者だけでなく、協力業者、職人に至るまで、常に意識して施工するから、安心の数値が出るようになります。

 

気密の良し悪しってなにで変わるのか。

 

と言えば、やはり重要と思う「意識」なんですよね。

 

 

 

 

 

hiroyuki

 

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