エアコンで換気はできません!!

 

 

コロナウイルスの蔓延にともない、皆さん密を避けて生活をされていることと思います。

 

「窓やドアを開け、できるだけ換気を。」と厚生労働省が呼びかけを行っている事はご存知の通りです。

 

さて、そんな中、「ウチはエアコン使っているから換気は大丈夫。」という声が耳に入りました。

 

調べてみると、注意喚起出てますね。

 

「モチロンわかってる」という方がほとんどだと思いますが、エアコンで換気はナンセンスなので解説します。

 

 

一般的な家庭用エアコンの室内機から出てくる温風や冷風は、家の外の空気を暖めたり冷やしたりしている訳ではありません。

 

エアコンの室内機を上から見てみると、吸い込み口があります。ココから室内の空気を吸い込み、下側から吐き出しているんです。

 

その証拠に、上部吸い込み口はホコリ取りフィルターがありますよね。

 

お掃除しても、付いているのは綿埃です。外の空気だったら、土ぼこりや虫が付いていてもおかしくありません。

 

これは住宅用なら、壁掛けも天井埋込も、パッケージも同様です。

 

 

「でも、設置する時に壁に穴開けるじゃないか!」

 

その通り、この穴を通ってくるのは、冷媒管とドレン管です。

 

室外機で管内のガス圧を調節して加熱、冷却します。

 

そこに室内の空気を触れさせると、暖かい(冷たい)風の出来上がり。

 

室外機は屋外から熱を回収するだけの機械です。

 

そして、冷房で室内の空気を冷やすと結露して水が出るからドレンで屋外に排出します。

 

それらの管を通すために壁に穴を空けるんです。

 

 

ご理解いただけましたか?

 

一般的な家庭用エアコンは、室内の空気を上から吸って下に吐き出しているだけ。循環させているだけなんです。

 

だから、エアコンでの換気はできません。※ビルや地下室などに使われるものは、特殊な設備もあるのでこの限りではありません。

 

 

では、換気ってどうすればいいの?

 

24時間換気が設定されていない住宅については、自然に滞りのない換気は不可能なので、2方向の窓を毎時2回以上、数分間全開にするという対応が厚労省によって推奨されています。

 

24時間換気がしっかりと計画されている住宅については、基本的に機械により住宅内の換気はなされています。

汚染物質の除去という点では、計画換気のできない家に比べると効率的かつ満遍なくに空気の入れ替えがかのうです。

とは言え、日本建築学会の緊急談話から読み解くと、まだ学術的な知見が集まっていないため、普段よりも換気量を増やすモードにしておいた方が良いようです。併せて、換気口が閉まっていないか、物などで塞がれていないか、この機会に確認を推奨しています。

 

 

沢山の情報が発信され続ける現代、未曽有の事態のため、何が正しく、何が嘘なのか、情報の手に入れ方や、真偽確認が本当に重要です。

 

デマなどの踊らされぬよう、情報のソース(出所)を確認しながら、自身の健康的な暮らしを守りましょう。

 

 

 

参考文献

厚生労働省HP 国民の皆様へ(予防・相談)

日本建築学会 新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して(会長級談話2020.3.25)

 

 

 

hiroyuki

 

 

 

 

 

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