「広い」家と「より広く感じる」家。

見学会でよく言われるのが、

 

「広いですねー」の一言。

 

床面積をお伝えすると、Σ(゚Д゚) って顔をされる。

 

そして、「すっごく広く感じますね!」。

 

そう、この「広く感じる」のって、とても大事なこと。

 

今日はそこにフォーカスしてみましょう。

 

 

家づくりをするにあたり、広さはとても重要な要素です。

 

某ハウスメーカーのCMでも、天井が高いことを売りにしたり、展示場では実際にひろーい空間を見せたりと、物理的な広さアピールに余念がありません。

 

しかし、「極端な広さは必要ない」と仰るお客様と話すことがとても多くなりました。

 

そう仰る理由としては、

 

限られた広さの土地、限られた予算、お掃除を含む家事の手間。

 

そして何と言っても、冷暖房の問題や光熱費。

 

家を単純に、広くすることへのデメリットをしっかり理解されている方が多くなった印象です。

 

 

とは言っても、狭くていいかと言われれば、そんなことはありませんよね。

 

だからこそ、より広く「感じる」空間づくりが重要になります。

 

 

では、床面積に対して、「より広く感じる」家をつくるポイントはどこにあるのでしょうか。

 

こまかい手法はたくさんありますが、とってもわかりやすいのが、この3つではないでしょうか。

 

 

ゞ間をつなげよう

 

 

当り前の話ですが、20帖のLDK空間を、LD15帖+K5帖の2部屋に間仕切ったら、同じ広さでも後者の方が狭く感じてしまいますよね。広く感じるには、空間を仕切らず、つなげていくことがポイントです。

家族構成などにもよりますが、対面キッチンはキッチン部分が部屋の区切りと無意識に感じてしまうため、壁付けにした方がより広く感じる事が出来ます。

 

 

⊂さくてもつなげよう。

 

 

仮に仕切る必要がどうしてもある、水回りや、WICなどは、壁を天井伝いに一部開口してあげます。

広い空間から見ても、奥行感がかなり広がります。

更に小さい空間側からみても、劇的に抜け感が広がり、効果はてきめんです。

リビングから廊下へのつながりも、ドアを失くすだけで、奥行き感が段違いになります。

 

 

メリハリをつくろう

 

 

広く見せたいがために、吹き抜けや勾配天井を使うことは、とても多いのですが、より広く体感するためには、演出が必要です。

少し低い天井から吹き抜けへ。少し狭い通路から抜け感のある空間へ。と空間のメリハリがあるとより協調されます。

地平線の近くにある月が大きく見えるのは、対比するものがあるからだと言われます。

同じように、高さや広さが対比できる演出があると、同じ空間でもより広く感じる事が出来ます。

 

 

さて、もうお気づきの方もいらっしゃるかもしませんが、この3点、重大な弱点があります。

 

それは、温度。

 

空間をこれでもかと繋げていくと、部屋ごとでの冷暖房は意味をなさなくなります。

 

「吹き抜けやリビング階段を作ると、寒くなるのでやめた方が良い」って言われた話、つい先日も聞いたばかり。

 

実際、吹き抜けやリビング階段が悪いのではなく、提案する建物の性能が悪いだけです。

 

 

さて、話を戻しますが、個別での冷暖房が難しいという事は、全館空調を前提とした家づくりが必要という事です。

 

床面積が小さくても「広く感じるね。」と言われる建物は、全館空調であることが多いはずです。

 

まさか、それを無視して、空間をつなげているなんてことは・・・

 

 

家族が暮らす場所だからこそ、空間設計と温熱環境ってとても密接な関係にあります。

 

どちらか片方がかけても、満足な暮らしには程遠くなってしまいます。

 

全館空調を4つ目のポイントとして抑えた上で、

 

「より広く感じる」家にしてみては?

 

 

 

hiroyuki

 

 

 

 

 

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