紙棚がある暮らし。

 

打合せ中にマンガ???

 

いえいえ、読んでる訳ではありません。

 

本好きの方にも、好きなジャンルがいろいろあります。

 

マンガ、小説、画集、雑誌、ムックなどなど。

 

例えば、マンガでも、ジャンプコミックなどを代表する、通称少年コミックサイズ、写真のバガボンドのような青年コミックサイズ、更に写真の攻殻機動隊のような完全版サイズ、他にも文庫サイズなど多様なサイズ展開をしています。

 

近年、大工さんが作る本棚のご要望が多くなっていますが、その打合せでは、どんなジャンルの、どんなサイズの本が、何十冊〜何百冊あるか。そして作りたいスペースに何段棚がつくれるか。という事を話しあいます。

 

もちろん、有り余るほどの超大容量の本棚を作れればいいのですが、本棚も多様なご要望の中のひとつ、そこばかりに予算を充てる訳にはいきませんので、必要十分なサイズを割り出していくのです。

 

ちょっと余裕がある本棚はとってもイイです。

 

デジタルブックが普及してきて、kindleなどで読まれている方も多いので、本棚なんてスペースの無駄と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、先日ラジオで、スーベニアフロムトーキョーなどを手掛けるブックディレクターの幅 允孝(はば よしたか)さんが、

「デジタルで購入すると一回読んで意外とそのあと振り返らない。もう一回読むと思ったら、紙で購入する。本棚に置いておけるから、安心してその本の存在を忘れられる。そんなに読み返さなくても本棚の横を通った時に、『あぁ、あるな』と思ったりする。そんな半分忘れながらも安心するスペースだから、神棚ならぬ『紙棚』なんです。」

 

と話していて、なんだかとても共感してしまいました。

 

コレクションとまではいかないけれど、その存在がちょっとだけ、生活の中で気分がアガるスペース。

人によっては、本かもしれないし、CDや、レコード、DVD、トイ、かもしれません。

 

そんな力ある品々を、ふと横目で見て生活に安心をえる棚。

 

加魅棚』(かみだな)。

 

あまりうまくないですね( *´艸`)

 

是非暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

P.S.

ちなみに、私の自宅の「加魅棚」はこんなカンジです。

 

 

 

 

hiroyuki

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