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意外と知られていないシックハウスの原因

  • author: oustam
  • 2019.05.09 Thursday

 

ファースの担当者とアレルギーについての話していた時、

 

担「建材等から出るVOC以外にシックハウスの原因がわかっているの、知ってますか?」

 

私「えっ?」

 

恥ずかしながら、知りませんでしたので、ソッコー調べました。

 

 

シックハウス症候群の原因は、一般的に住宅建築時に使用する、建材や接着剤などから出るホルマリンなどの揮発性有機化合物(VOC)によって健康障害を起こすと言われています。

 

そのため、社会問題となったシックハウス症候群の対策として取られたのが、住宅の24時間換気の法的義務付けでした。

 

適正な換気をすることで、建築時に使用したVOCを排気し新鮮な空気に入れ替えることを繰り返すという方法です。

(※適正に換気できている住宅がどのくらいあるかは別の話ですが・・・)

 

また、合わせてF☆☆☆☆(エフ・フォースター)制度ができて、建材の含有ホルマリンの量などの規制が進みました。

 

でも、実はシックハウス症候群の大きな原因はその他にもありました。

 

それは・・・

 

 

カビです。

 

 

「カビ?ハウスダストってこと?」

 

と思われた方、さすが良くご存じですね。

 

カビは直接的にアレルギーの原因ともなります。

 

でも今回は、更に踏み込みます。

 

北海道大学 名誉教授 岸玲子先生の調査研究によると、カビなどの微税物が揮発性有機化合物を出します。

 

ざっくり、こんな感じ。

 

断熱不足で起こる、外壁に面する壁やサッシに起こる結露、

各部屋冷暖房での部屋ごとの温度差によっておこる表面結露や壁体内結露。

 

結果、壁紙の裏や壁の中、床下などに発生するカビなどの微生物。

 

こいつらが代謝の中で生物由来の揮発性有機化合物(MVOC)を発生させるんだそうです。

 

これが意外と大きなシックハウスの一因なんだそうです。

 

 

そのため、岸先生たちが作られた、「科学的根拠に基づく シックハウス症候群に関する 相談マニュアル」では、

結露を起こさない環境づくりについても述べられています。

 

 

家中をまんべんなく喚起するためには、気密性の確保は重要です。

 

外壁に面する壁やサッシに結露を発生させない為には、しっかりとした断熱材・サッシの断熱性の確保が必要です。

 

部屋ごとに温度差をつくらないためには、全館空調である必要があります。

 

さらに、家中の湿度管理も重要な課題です。

 

!?

 

そういえば、そんな住宅を建てている工務店ありましたね。

 

 

 

とにかく、半端に気密化した住宅によって発生するシックハウス症候群です。

 

いまだに、寒かったら24時間換気のOFFを勧める住宅営業。

最低レベルの断熱性能の義務化すらできない住宅業界。

気密測定を全棟行っている建築会社の少なさたるや・・・

 

普通に家を建てていたら、長く健康に暮らせる家なんてつくれません。

 

以前、日本の住宅は普通に建てると「暖かい」が付いてこないとブログで書きましたが、

 

実は、「健康的な暮らし」も同じなんです。

 

 

ちょっと長いけれど、先に述べた、

「科学的根拠に基づく シックハウス症候群に関する 相談マニュアル」

 

のアクセス貼っておきます。

 

シックハウスだけでなく、アレルギー、ヒートショック、熱中症などの予防についても言及していますので、

お時間ある方は、是非読んでみてください。

 

 

 

hiroyuki

 

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