契約を急ぐ理由。

工務店としてお客様の相談を受けていると、非常に高確率で出る話が、

「ハウスメーカーに最初に相談しに行ったら、頼んでもいないプランをどんどん書かれ、契約を迫られた。」という話。

 

実際に、このご時世でもそんなことが行われまくっているようです。

怖くなって、営業恐怖症ぎみに工務店のドアをたたく方、結構多いです。

 

さて、それではナゼ脅迫気味にまで契約を迫るのでしょうか。

 

ここまで露骨な契約の迫り方をしているのは、いまどき、ハウスメーカーか、N○Kくらいではないでしょうか。

 

 

では、この強引さの利用を2つの視点から見てみる事にしましょう。

 

まずは、営業社員の視点。

 

現実に、ハウスメーカーや建売業者の営業は超ツラいです。ノルマがしっかりあるので、期限までに契約本数を取らないと恐ろしいことになります。

ひと昔前だとまさに「灰皿が飛ぶ」訳です。今は展示場内も禁煙になったので、別のものが飛んでいるかもしれませんが。

ノルマが達成できないと、ペナルティがあり、私が昔務めていたハウスメーカーでは、営業車のガソリン代が出なくなるシステムもありました。

 

逆にノルマが達成されれば、ボーナスや海外旅行など。これをモチベーションに日々営業活動に励んでいる訳です。

それでも、トップレイヤーは一握り。多くの営業さんはノルマとギリギリの格闘の日々です。

結果、住宅営業職の離職率の高さは良く知られるところです。

 

さて、続いて大手建築会社の視点。

 

契約して工事しないと、会社の資金が回りません。

もちろんそれは、建築会社に限らず、一般的な社会のサイクルではあります。

しかし、その規模が大きくなればなる程、働く人間の数は多くなり、動くお金も大きくなります。

大きな歯車を回し続けなければなりません。

さらに、大きくなればなるほど会社システムは分業化が進みますので、モノを売る・契約をする事を専門にしたスタッフが必要になります。結果、売る専門のスタッフは売っていないと存在意義がなくなってしまうので、売り続けてもらわないといけません。

ノルマをつけて、発破をかけます。

 

当り前と言えば、当たり前の社会システムです。

 

しかし、家を建てるというのは人生の一大プロジェクト。

無理強いされて進めるものではありません。

 

「納得」、「信頼」、その上での「決断」です。

 

もちろん、そのご家族ごとに家づくりの理由は変わるでしょうし、事情もあるかもしれません。

 

しかし、急かされて建てた家ほど、後から後悔するものはありません。

 

もし、メーカーで建てるとしても、キャンペーンなんてほぼいつでもやってます。

今月までなら●●万円値引きます。も毎月のように言ってます。

 

焦らない事。

納得するまで考えることを放棄しない事。

期限を相手に決めさせない事。

 

 

家を建てて暮らすのは、自分たち家族。

住んでから後悔しない為に、家づくりでとっても大事なこと。

 

 

 

hiroyuki

 

 

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