見極めるために聞いてみよう。

インターネット使ってますか?


現在60代以下の方であれば、その多くがスマホを含めインターネットの恩恵を受けているかと思います。
自宅にパソコンがない方でも、タブレットやスマートフォンの利用のために宅内にWi-fi(無線LAN)を設置する方が大多数です。

この機器どこに置いていますか?


賃貸などではLANの引き込み口がもともとある場所にしか設置できませんが、自宅を新築する場合は違います。この場所も自分たちで決められちゃいます。


しかし、コンセントなど普段使うものと違って、設計の人に聞かれてもイメージできず、言われるがままリビングに設置してしまったなんて良くあることです。

しかしのこの機器以外とかさばります。LANケーブルの引き込み口まわりに、食パン4枚切りサイズの機器を縦置きに2台、それらをつなぐケーブルにコンセント、しかも電源はACアダプターなので、配置する場所はもっさりごちゃごちゃ。リビングまわりに計画すると、生活感のかたまりのような場所ができあがります。

 


電材メーカーからは分電盤付近に一緒に設置するボックスも発売されていますが、以外と値が張るため、利用される方もあまり多くはありません。

では、LANの引き込み口をどこに持ってくるかというと、


収納の中やクローク、パントリーなど。
できれば普段利用しにくいような、高い位置の棚の上にすると、普段の生活の邪魔になりません。
私の自宅も、リビングの裏側にあるファミリークロークの棚の上、普段手の届かない天井付近につくっています。普段操作するものではないので、それで十分。
 

もちろん、オープンな場所でなくなると、多少回線速度が落ちるデメリットもありますので設計者との協議は必要です。
 

 

特に最近は、NetfrixやFulu、プライムビデオなど動画配信サービスのボタンがテレビリモコンに標準搭載されていて、テレビにLANを刺したいという方や、PCゲームが好きで回線速度が必要という方は、上記の場所から分岐して、有線でしかも壁の中に隠蔽して配線する事も可能です。
 

 

インターネットが生活必需品になっているこの時代、その使い方もライフスタイルによって変わっています。

それぞれの家族の暮らし方に合わせたご提案が必要になる時代です。
 

もちろん生活家電も変化していて、例えば、掃除機なんかも、昔ながらのキャニスター型から、ルンバのようなロボット型、コードレススティック型と変遷しています。

 

タイプによって、想定するコンセントの位置や高さの設定が変わってきます。
 

 

もちろん先々、機器がどこまで進化するかはわからないので、新築時にすべてに対応する設定は難しいかもしれません。

しかし、拡張性を残すことは重要です。
 
例えば、2×4という家の建て方をすると、配線や機器などの増設、追加に対して非常に手間がかかったり、露出配管が必要になることがほとんどです。
また、グラスウールや、セルロースファイバーブローイングなど、外に面している壁に防湿シートを張って湿度対策をする断熱方法をとると、穴をあけて配線や機器設置することで、結露や気密の問題が起こることがあります。
 
時代と共に家電や機器が変わるのは当たり前。
見た目がかっこいい家でも、モノが入ると印象が変わります。
そこに対して、どんな考えをもって設計しているか、ご自身の建物を設計してくれる人に直に聞いてみると、オモシロイ答えが聞けるかもしれません。


 
hiroyuki

 

 

 


 

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