栃木県宇都宮市の株式会社オースタム

「Tシャツの家」のつくり手、株式会社オースタムの公式ブログです。

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怒っていたんです。省エネ基準義務化ナシの件。

  • author: oustam
  • 2019.02.14 Thursday

皆さんも、報道などでご覧になっているかもしれませんが、住宅の「省エネ基準義務化」がナシになるという話。

昨年12月の話で、今更という方もいるかもしれませんが、

少し時間が経って、気持ちの整理がついてきたのでちょっと書いてみようかと。

 

本来2020年までに、新築住宅について省エネルギー基準への適合を義務化するという方針が閣議決定されてはや5年。

業界もだいぶ準備してたはずなんですが、サクッと立ち消えになりました。

 

なぜ怒っているかというと、もともと義務化される基準は、正直大した断熱レベルではなかったのですが、

これまで断熱に対して、義務が全くない、つまりはスカスカでもOKのやりたい放題だったものが、少しでも改善されることで、新築したのに死ぬほど寒いという被害を被るご家族が少なくなるのでは、と思っていました。

 

そもそも義務化見送りの理由が、

ヾ霆爛譽戰襪侶物がまだ60%位だから、このまま義務化すると市場が混乱する。

適合するための投資回収期間が20年以上かかるから、建築主にとって投資効率が低い。

C羮工務店、設計事務所で、省エネに習熟していない奴が結構いる。

た恵朷鐃瑤多いから、申請するもの審査するのも体制が整わない。

 

とのこと。

 

考えてみましょう。

 

残念ながら、ヒートショックで亡くなる方は、交通事故死の4倍以上、年間19,000人を超えます

命を取り留め、後遺症を残すケースまで含めるとその10倍じゃきかないくらいと言う有識者もいるくらい。

 

近畿大学の岩前教授の調査では、断熱グレードの高い家に引っ越すと、疾患が改善する効果がる事もよく知られています。

また、海外に目を向けると、英国保健省は、住宅の夜間の最低温度を18℃とし、それ以下の場合、呼吸器系疾患や循環器系疾患を起こすリスクがあり、基準を満たさない住宅に対して、改修や解体などの命令が出される事があります。

その他ヨーロッパ諸国でも、住環境、特に温熱環境については、健康リスクと直結している事がわかっているため、結構厳しい基準があります。

また、最近日本でも、国土交通省のスマートウェルネス推進事業の断熱改修と健康調査の中間発表では、

室温が低い家に住む人ほど高血圧になる確率が高いことや、動脈硬化指数と心電図異常所見が多いこと、なども報告されています。

 

つまり、『寒い家』が多く人々の健康を害している現状です。

そこに対して、「市場が・・」とか、「投資効率が・・」とか、「体制が・・」という理由が本当に通用するのでしょうか。


もちろん、投資効率なんかには、さらにツッコミたいことがいっぱいありますが。

 

 

最後に、建築基準法関係法 法令集の第一章 第一条に以下のように書いてあることを知ってください。

 

「この法律は、建築物の敷地、構造、設備用途に関する最低基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資する事を目的とする。」

 

 

 

 

 

hiroyuki

経営者と話せない建築会社はどうすればいいの?

  • author: oustam
  • 2019.02.07 Thursday

私がブログの中で、複数にわたって「経営者と話すことが重要」とお伝えさせて頂いております。

その理由は、以前も書いた通り、お客様の家を建てることに対しての『思い』や『こだわり』を知ってもらうためです。

社員だと、そこに至るまでの『思い』をすっ飛ばして、「こう言え!」と教育されたものを伝えるスピーカーでしかなくなってしまいます。

 

ただ先日お会いした方に言われたのは、

「大きい建築会社で考えたときには、経営者から話を聞くなんて無理。ただの大手つぶしだろ?」

 

うーん、もちろん否定はしませんが、何千万円という、人生を左右する事をするのだから、そのくらいの気概で家づくりをしてもいいのではないでしょうか。

とは言え、忙しい大きな建築会社の社長と面会するのは簡単ではないので、他に建築会社の得意分野をズバリ知る方法がないか考えてみました。

 

そして思いついたのが以下の方法です。

手順がとっても大切なので順番通りにおこなってくださいね。

 

まず大事なのが、

,桓身がナゼ家を建てるかを改めて考えて下さい。

家づくりをする中で優先順位を紙に書いて1位になるものを確定してください。

 

例えば、〆の家が寒いから暖かい暮らしをしたい → 冬暖かい家

 

こんな感じ。コレをちゃんとやらないとこの後の作戦がうまくいきません。

 

次に、

5い砲覆辰討い訛膽蠏築会社に行く。

い修硫饉劼納宅を建てた社員が担当するようお願いする。

ヂ莪貔次◆屬覆爾修硫饉劼撚箸魴てたか?」単刀直入に聞く。

 

どうでしょう。

 

もちろん、「自分が勤めている会社だから。。。」と答える方が多いでしょう。

ノルマもあるし、立場もある。

でも、本当に満足した家づくりをされた方であれば、喜々として語ってくれるはずです。

その『最初に語る、理由』コレを聞き逃さないでください。

 

『冬、めちゃくちゃあったかいんですよ。』

『あったかい暮らしをしたくて。』

 

こんな言葉を騙ってくれたら、ご自身の要望の第1位とピッタリなので、選択肢のひとつにします。

他の理由だった場合、自身の希望する家づくりとギャップがあるので、選択肢からはずします。

 

もちろん、ご家族によって建てる意味、優先順位は違います。

しっかりご確認を。

 

建築会社側もデザインであったり、価格であったり、設備、アフターサービス、コスパ、ネームバリューいろいろな得意分野があります。

ただ、本当の意味でその住宅業者が得意としている、尖っている分野があります。

すべてにおいて100%スペシャルな建築会社があれば、すべての住宅はその建築会社一択になってしまいますから。

 

だからこそ、建築会社の内部にいて、自宅を建て人の『第一声』が重要ですし、

それを聞きときに判断できるだけの、ご自身の優先順位確定です。

 

営業さんとは言え、自身の希望の家づくりと業者選定のマッチングがうまくいけば、幸せな家づくりとなります。

逆もしかり。

 

『自分が勤めている会社ですからね。あははは。」で終わる営業さんがいれば、それは家族を犠牲にしたノルマの一棟かもしれません。まぁ、大手の営業さんで、そんな物言いをする方はいらっしゃらないかと思いますが。

 

 

 

人生を左右する大きな選択、だからこそ、はじめての相談でも、担当を指定するくらいのお願いは聞いてくれるはずです。

社長に合わせてくれ!!よりは実行しやすくありませんか?

 

会社の「中の人」が自分の家を建てて、暮らしてみるからこそ、そこに垣間見えるものは大きいですし、

逆に、暮らしていないと、それはセールストークにしかならないのかもしれません。

 

ご自身がナゼ家を建てるかを見つめ、実際に建てた「中の人」の本音と合うかで判断する。

 銑イ離好謄奪廖⊆蟒腓大事。そして、ちゃんと会って話すことが大事です。

 

 

 

hiroyuki

見極めるために聞いてみよう。

  • author: oustam
  • 2019.01.31 Thursday

インターネット使ってますか?


現在60代以下の方であれば、その多くがスマホを含めインターネットの恩恵を受けているかと思います。
自宅にパソコンがない方でも、タブレットやスマートフォンの利用のために宅内にWi-fi(無線LAN)を設置する方が大多数です。

この機器どこに置いていますか?


賃貸などではLANの引き込み口がもともとある場所にしか設置できませんが、自宅を新築する場合は違います。この場所も自分たちで決められちゃいます。


しかし、コンセントなど普段使うものと違って、設計の人に聞かれてもイメージできず、言われるがままリビングに設置してしまったなんて良くあることです。

しかしのこの機器以外とかさばります。LANケーブルの引き込み口まわりに、食パン4枚切りサイズの機器を縦置きに2台、それらをつなぐケーブルにコンセント、しかも電源はACアダプターなので、配置する場所はもっさりごちゃごちゃ。リビングまわりに計画すると、生活感のかたまりのような場所ができあがります。

 


電材メーカーからは分電盤付近に一緒に設置するボックスも発売されていますが、以外と値が張るため、利用される方もあまり多くはありません。

では、LANの引き込み口をどこに持ってくるかというと、


収納の中やクローク、パントリーなど。
できれば普段利用しにくいような、高い位置の棚の上にすると、普段の生活の邪魔になりません。
私の自宅も、リビングの裏側にあるファミリークロークの棚の上、普段手の届かない天井付近につくっています。普段操作するものではないので、それで十分。
 

もちろん、オープンな場所でなくなると、多少回線速度が落ちるデメリットもありますので設計者との協議は必要です。
 

 

特に最近は、NetfrixやFulu、プライムビデオなど動画配信サービスのボタンがテレビリモコンに標準搭載されていて、テレビにLANを刺したいという方や、PCゲームが好きで回線速度が必要という方は、上記の場所から分岐して、有線でしかも壁の中に隠蔽して配線する事も可能です。
 

 

インターネットが生活必需品になっているこの時代、その使い方もライフスタイルによって変わっています。

それぞれの家族の暮らし方に合わせたご提案が必要になる時代です。
 

もちろん生活家電も変化していて、例えば、掃除機なんかも、昔ながらのキャニスター型から、ルンバのようなロボット型、コードレススティック型と変遷しています。

 

タイプによって、想定するコンセントの位置や高さの設定が変わってきます。
 

 

もちろん先々、機器がどこまで進化するかはわからないので、新築時にすべてに対応する設定は難しいかもしれません。

しかし、拡張性を残すことは重要です。
 
例えば、2×4という家の建て方をすると、配線や機器などの増設、追加に対して非常に手間がかかったり、露出配管が必要になることがほとんどです。
また、グラスウールや、セルロースファイバーブローイングなど、外に面している壁に防湿シートを張って湿度対策をする断熱方法をとると、穴をあけて配線や機器設置することで、結露や気密の問題が起こることがあります。
 
時代と共に家電や機器が変わるのは当たり前。
見た目がかっこいい家でも、モノが入ると印象が変わります。
そこに対して、どんな考えをもって設計しているか、ご自身の建物を設計してくれる人に直に聞いてみると、オモシロイ答えが聞けるかもしれません。


 
hiroyuki

 

 

 


 

誤訳ってどういう事?

  • author: oustam
  • 2019.01.25 Friday

1月19日、20日と『コートなんか着ていられない構造見学会』を開催し、暖かさに驚く顔をたくさん見させていただきました。

 

普段にも増して有意義な見学会となりました。

 

ただ、その後、ご指摘をいただく事が何件かありましたので、説明をさせて頂ければと・・・

 

それは見学会終了後,、1/20に私がアップしたfacebookの投稿の文章の中に、

 

「・・・特殊な工法の見学の性質上、ご案内なしでは、誤訳の原因となり、

       ご迷惑をおかけする可能性があるとの判断のもとの決断で・・・」

 

という、言葉を入れたところ、その後お会いしたお客様に、「誤訳?どういう意味??」と確認をされました。

本当にしっかり読んでくれているのだな。と泣けてきます。

 

この「誤訳」ですが、本当に言葉通りの意味です。

 

見学に来られた方が、

『いまどきの一般的な新築の家』=『室温23℃、湿度45%の全館空調』と思ってしまったり、

『こんなカンジにすれば全館暖房なんてできるのね。』と表面だけを安易にマネてしまうことを防ぎたいのです。

 

どちらの方も、確実に不幸な家づくりをたどる事になりかねません。

 

というのも、まず以前ブログに書いた通り、全館空調を標準化している住宅建築会社はまだまだ少なく、そこに注力している建築会社と、そうでない建築会社の差は開くばかり。

そのせいか、低レベルな省エネ基準義務化ですら見送られることに・・・(詳しくはまた別の機会に)

 

「暖かい家」と表示していても、ガンガンに温度差があるという偽りだらけの家づくりが未だに横行しています。

体感までして頂いて、その差を言葉で伝えられないことは、その方を不幸にする原因を作ることになります。

ほとんどのご家族は、住み始めてから気付くのですから。思っていた暖かさじゃないと・・・

 

さらに、今回の見学会のように、エアコン1台で全館を暖めているのを見てしまうと、

「コレ写真撮ってけば、今頼んでる建築会社でもやってくれんじゃない?」的な

激烈チャレンジャーの方がいたりするようです。

何千万もかけて、賭けをすることはお勧めできません。依頼された建築会社が断る事を祈るばかりです。

 

この快適なエアコン暖房をするために、間取り、気密断熱計画、空気循環、機器選定、基礎の形状など様々な要素を絡み合わせて快適な空間をつくりあげていく訳です。単純そうに見えて、意外と奥深い。だからこそ簡単にマネできないし、全館空調をご提案できる住宅建築会社がまだまだ少ない理由です。

 

実際に、UA値やQ値が高い住宅をつくる事はカンタンです。

単純に断熱材を厚くすればいいのです。それで「数値」は良くできます。

しかし、住んで快適な計画をするためには、そうはいきません。

断熱材は何を使う?屋根と壁の断熱材の納まり(つながり)はどうする?そもそも誰が精度の高い施工をする?熱橋対策は?気密の確保は?壁内結露対策は?逆に夏への対策は?などなど。

あくまでも、「数値」は「計画」であり、机上で計算したモノです。

計算した性能を現実のモノにするためには、「施工」という壁が存在します。

 

私自身もたくさんのトップランナーの施工を見学させていただきましたが、施工精度が非常に高く、さらに細かな工夫とアイデア、経験から改善に改善を重ねて施工されています。感動します。その中から、シンプルに個別でオマージュできる部分と、構造的に見直さないとマネできない部分をしっかり見極めさせていただき、自社の強みと共生できる部分を取り入れさせていただきます。

 

逆に、仕上げがとても美しい設計士の現場に設置されていた床下エアコンを見て、「これはうまくいかないな。」と思ったものが、あとから聞いたら、案の定、温風が拡散しなかったということもあります。

 

余談ですが、床下エアコンも安易に床下に設置すればいいというものではありません。実績のある業者さんにお願いしましょう。

 

 

長くなりましたが、表面上、シンプルに作ってあるものほど、意外と奥深いものです。

見えている部分はごく一部、まるで氷山の一角です。

体感された方が、間違った認識を持たないように、しっかり道筋をご案内差し上げたいなぁ。

 

今回はちょっと、内容が重かったので、次回はライトな話題にしましょうね・・・

 

 

 

hiroyuki

水回りと基礎断熱。

  • author: oustam
  • 2019.01.17 Thursday

先日、新築打合せのときに、配管むき出しのおしゃれな手洗い器を提案したところ、

お客様が難色を示されました。

 

 

理由を聞いてみると、

「配管が結露するから。」とのこと。

 

とても鋭く、広い視野を持ったお客様の指摘なので、ちょっと解説をしたくなってしまいました。

 

今回のポイントは『床断熱』と『基礎断熱』。

 

『床断熱』とは、床材の裏に断熱材が貼ってあるイメージです。その下は『外』扱いになります。

冬に床下点検口を開けるとマイナスの風が吹き込む場所という事です。

 

『基礎断熱』は、家の外周の基礎(床下のコンクリート部分)立上り部分で断熱する事で『外』と縁を切ります。

そのため、床下は家の中になります。床下点検口を開けても、下は冷たくありません。

 

さて、この基本的な考えをもとに、おしゃれ手洗いの配管結露について考えてみましょう。

 

まず、むき出しの配管の結露、これは配管の断熱不足、開口の気密処理不足によって起こります。

特に『床断熱』の家の場合、暖まっている室内の配管と寒い外(床下)までの距離が近いので、上記処理が不足すると結露を起こします。

そりゃそうです。床下には外気温と同じ、冬ならマイナスの冷たさが伝わってくるのですから。

 

それが『基礎断熱』の家になると、床下も室温とほぼ同じ温度になります。むき出しの配管でも結露が出ることがなくなります。

安心しておしゃれ手洗い器が設置できるというものです。

 

実はコレ、水回り全般に関して言えることです。キッチン、トイレ、洗面台、どれも給水と排水の2つの管が床下から床上に貫通するのですから、『床断熱』の場合、リスクを持つことがあります。

 

さらに浴室。ここについては、より注意が必要です。

 

近年、メンテナンスがしやすいこともあり、ユニットバス(以下UB)が普及しています。

このUBというもの、住宅の構造体を組み上げた後に、そのスペースより一回り小さいUBという箱を入れ込むカタチで作ります。

後から入れ込むので、必ず『一回り小さく』なくてはなりません。

 

 

『床断熱』の場合、床で断熱するため、『一回り小さく』なっている隙間(上部画像赤線部)を埋める作業が必要になります。そうしないと床下の外気が家の中に入ってしまいす。さらに、湿気が多い場所になりますので、結露リスクもあります。UB自体もしっかりとした断熱をしていないと、そこから冷えが・・・

 

『基礎断熱』の場合、床下も家の中と同じなので、断熱された空間に、UBという箱をただ置けばOK。とてもシンプルです。

家そのものの気密断熱性能が高ければ、UB自体に断熱処理をする必要がありません。床の表面温度も室温と同じ温度ににすることが可能です。全館暖房の住宅であれば、浴室暖房機なんて必要ありません。

 

もちろん、『床断熱』でもしっかりとした施工精度を確保されている会社さんも沢山ありますし、『基礎断熱』と比較したときには、もちろんそれぞれにメリット、デメリットがあります。

 

しかし、断熱の区域分けなんてものは、シンプルであるに限ります。

シンプルだからこそ、長期的に変わることない快適性を実現できるのではないでしょうか。

 

どちらの断熱方法にせよ、『全館空調』であることが重要です。

『全館空調』の経験が長い施工会社であれば、細かい処理もしっかり行った上で、暖かい水回りにしてくれます。

そうすれば、冬にママの水仕事がツライものになりません。

 

むき出しの配管一つ、そこに生まれるお客さまの疑問。

頭を整理するいい機会をいただきました。

 

 

 

hiroyuki

 

帰省すると気付くんです。こっそり報告会(2019正月編)

  • author: oustam
  • 2019.01.10 Thursday

明けましておめでとうございます。年末年始と暖かかった事もあり、例年よりも過ごしやすかったですね。
 

 

私はというと、毎年恒例、奥様の実家のある名古屋に帰省しておりました。
 

 

以前も書きましたが、夏・冬ともに温熱環境最適な暮らしをしていると、それが特別であることを忘れそうになります。

それを思い出させえてくれるのが、盆・正月の帰省です。

多くのオーナー様が、「Tシャツの家に暮らすと快適が当たり前になっちゃうけど、帰省した時に気づくんです。」

というお言葉たくさんいただきます。
 

 

この帰省、普段『Tシャツの家』に暮らしていると忘れてしまいがちな、一般的住宅を体感する重要な機会です。

 

今回は、放射温度計とサーモカメラを持っていってみました。
 

義父と義母が見ていないことを祈りつつ、お部屋の温度を測定して報告してみようと思います。

 

ちなみに名古屋は宇都宮よりは暖かいとはいえ、宿泊させて頂いているのは、築40年の無暖房に近い住宅。
 

2歳児も一緒だったことあり、もさすがに就寝時もエアコンをOFFにできません。23℃設定のまま朝を迎えました。

 

朝起きて、エアコンを切り、雨戸を空けて測定開始です。
 

ちなみに当日の気温はこんな感じ。
 

 


 

 

0℃を下まりません。宇都宮よりも、5〜6℃暖かいですね。

 

まずは、窓から身を乗り出し、下屋(1階屋根)と外壁を。
 

 


 

 


 

 

かなり冷えて冷えていますね。

次にエアコンを切って数分の室内。

まずは外に面する壁。
 

 

南面


 

 

西面


 

 

次に天井、


 

 

床面


 

 

2階に泊まらせて頂いているので、床面はそこまで冷えていません。
 

ちなみに南面をサーモで撮ってみると、

 


 

 

画面右上にエアコンがあるのですが、その周りはモノが温まっているのですが、

窓、壁については冷えたまま、エアコンをOFFにして数分ですが、23℃の設定温度から大きく温度が下回っている状態が見て取れます。
※散らかっているため、写真画像はお見せできません。分かりにくくてスミマセン<(_ _)>

 

気付いたことを箇条書きにしてみると、こんな感じです。
 
・暖房を切ると部屋全体がすぐに冷える。
 
・布団が冷たい。
 
・床板部分が冷たく、子供がつま先立ちで歩く。
 
・エアコン暖房で温度を上げると、湿度が下がって乾燥する。
 
・乾燥により、毛布に静電気を感じて不快。
 
・就寝時に厚着するため寝苦しい。
 
・入浴後、一気に温度が下がり、湯冷めする。
 
・エアコン暖房していない襖1枚隔てた隣の部屋は室温が10℃を下回っている。
 
・トイレが近い。(歳のせいか・・・)
 
・雨戸1枚、カーテン1枚でも確かな断熱効果を感じる。


 
築40年だから仕方ないかもしれません。しかし、より新しい住宅でも、上記すべてが『ない』と言い切れる暮らしをしている方は、本当に少ないはずです。
 
真冬に室温が18℃を下回る暮らしは血圧上昇や循環器系にリスクがあるとイギリス保健省が報告しています。温度差でのヒートショックも心配。義父・義母には、断熱改修を無理にでも勧めなければいけませんね・・・


 
ちなみに、名古屋から宇都宮に夜通し走って到着した午前4時。
自宅の温度は、
 

 
人がいないとちょっと湿度が下がり気味ですが、温度は快適。
でも、愛猫は床で寝転んで出迎えてくれました。
入る布団も温まっていて、心地よく眠りにつきました。



 
hiroyuki

 

 

複合サッシでも結露が出ない理由。

  • author: oustam
  • 2018.12.20 Thursday

今年ももうすぐ終わりですね。冬の寒さも徐々に本格的になってきました。

 

もうほとんどの方が暖房のスイッチをONにしているかと思います。

 

さて、昨年「アルミ樹脂、大丈夫?」というブログを書きました。

5年前に建てた私の自宅で樹脂アルミ複合サッシに結露が起こっている状態をレポートしたものです。

 

残念ながら、もちろん今年も結露しています。

 

 

見学会などでこのお話をすると、

 

「樹脂アルミだけど結露しないと言っている建築会社はたくさんある。」

 

とおっしゃる方がいらっしゃいます。

 

その通りです。樹脂アルミ複合サッシでも結露しないカンタンな方法、あります。

 

 

 

さて、結露する家としない家、何が違うのでしょうか。

 

今年の窓際を見てみましょう。

 

 

外気温 ‐2℃

室温 23℃

室温(窓際)21.9℃

 

 

上の写真の温度計の上部表示を見ると、『51%』とあります。

『湿度』です。

 

もう、おわかりですね。

 

違いは、『湿度』です。

 

 

同じ窓性能だったとしても、

湿度が低い家は、結露が出にくいし、湿度が高い家は結露が出やすくなります。


 

例えば、上の写真の状態、

室温 21.9° 湿度 51% の時、サッシの表面温度が 11.3°を下回ると結露が起こります。

 

それが

室温 21.9℃ 湿度 30% となると 結露が起こる表面温度は・・・ 3.6℃!!

 

樹脂アルミ複合サッシでもカンタンに結露しなくする方法、それは乾燥させること。

良いか悪いかは別として。

 

 

冬に湿度が高いことが悪いのでしょうか?

もちろんそんなことはありません。

冬の快適性を高めるには、温度だけじゃあダメ、しっかり保湿が必要ですよね。

 

だから、湿度が高くても結露しにくいように、

今では宇都宮でも標準的に『トリプルガラス樹脂サッシ』を使います。

 

温度だけでなく、湿度までも考慮した住宅設計をすると、そうするしかないのです。

トリプルガラスの樹脂サッシも当時から比べれば、格安になりました。

これから家づくりするご家族には必須アイテムです。

 

 

まずは、当たり前に使っている建築会社をさがしてください。

ココチヨイ暮らしをするためのポイントのひとつです。

 

 

家を保湿するポイントについては、また別の機会に。

 

 

hiroyuki

 

工務店との家づくりが合わない人もいる。

  • author: oustam
  • 2018.12.06 Thursday

工務店がブログなんぞを書いていると、つい工務店の家づくりが誰にとっても最良のような文章を書いてしまうのですが、

実際には工務店と一緒に家づくりする事が『合う人』、『合わない人』がいます。
 

 


 

 

 

工務店、特に小規模な工務店との家づくりは、意外と大変です。

 

 

 

まずは、『時間がかかります』。
 

 

選べるものも多く、時にはお客様が見つけてきた写真から、それに近い材料を探しだす、なんてことも。
自由に決められる分、考えたり、迷ったり、変えてみたけれど、また元にもどったり、家族の暮らしを描きながら悩むことができます。また、それにちゃんと付き合ってくれるところが多いので、納得がいくまで時間をかけられるんです。

 
『キャラクターが濃い』です。
 
小規模な工務店の経営者さんは、良し悪しにかかわらず、キャラクターが濃いことが多いです。
口下手な方もいますし、一国な方もいます。話をしていてフィーリングが合う、合わないがはっきりするかもしれません。
特に事前に大手ハウスメーカーの営業さんと話をしていると、そのシュッとしたイメージ、そつのない対応とのギャップは大きいです。
しかし、キャラが濃い分、住まい手への思いも濃いので、永いお付き合いをしていくのに安心です。

 
『得意分野の見極め』が必要です。
 
小規模な工務店の場合、得意分野がはっきりしている事が多いです。
とにかく沢山、数をつくる建築会社ではないので、一棟一棟に対しての思い入れが強いです。前述したようにキャラの強い経営者が造るので、こだわりもあります。そのため、どこでも建てられる中庸な家というものではなく、こんな暮らしをしてほしいという一貫したメッセージが込められています。「工務店のこだわり」と「あなたのこだわり」がうまくマッチングしていないと、打合せもうまく進みませんし、徒労に終わることもあるかもしれません。
逆に、ピッタリはまると、非常に楽しい打合せ、そして新しい暮らしは素晴らしいものになる事でしょう。

 

ということで、『打合せが面倒』で、『あと腐れない関係』が理想で、『家にこだわりがない』という方は、小規模な工務店との家づくりは、非常に面倒で苦痛になります。逆に、分譲住宅やハウスメーカーなどは売買だけ、打合せの回数が決まっていたり、決まっているモノから選ぶだけだったりと、打合せもとてもスムーズ。カンタンで楽ちんな家づくりができます。
 

 

『じっくり』、『末長いお付き合い』を見据えた、『こだわり』の家づくりを考えているご家族だけが、工務店とヒザを突き合わせて、じっくり悩む大変さを知ることができるんです。
 

 

どちらを求めるかは、価値観ですが、これから一生暮らす住まいと考えたら・・・




hiroyuki

 

宅配ボックス問題が解消しました【okippa】

  • author: oustam
  • 2018.11.29 Thursday

皆さん、インターネットショッピングしてますか?

 

アマゾン、楽天、zozoなど、ネットで商品を購入することが当たり前になりました。

 

ネットで購入すれば、重いペットボトルもケースで玄関まで運んできてくれる時代です。

 

しかし、それと同時に再配達問題が社会問題になっています。

 

そんな中、救世主として注目されたのが【宅配ボックス】です。

特に、パナソニックの【コンボ】シリーズが早くからバカ売れしました。

 

写真はパナソニック ホームページから

 

堅牢なボディ、サイズバリエーション、電気不要で押印もロックもワンタッチ。革命的でした。

上記サイズだと、商品定価10万円近くするにも関わらす生産が追い付かず、納品までに数か月待ちの時期もあったほどです。

 

今や、多くの他のメーカ―も廉価版の製品をリリースしている状態です。

 

写真はナスタ ホームページから

 

私もネットでの買い物は、日頃より沢山行っており、受け取りの難しさから【宅配ボックス】の検討をしていたのですが、3つの理由から考えあぐねていました。

 

.好據璽

日頃、500mlの炭酸水をケースで購入するのですが、それが入る【宅配ボックス】が玄関に常設されるとスペースを取られる。

というか、邪魔・・・

 

印鑑問題

宅配便は、受け取りにサイン若しくは印鑑が必要です。廉価版や自作の【宅配ボックス】の場合、ボックス内にシャチハタを入れておいて、宅配業者に押してもらうようにするのですが、これ『アウト』なんです。

本来、サインや押印する事で、受け取りの確認をしているので、宅配業者が押してしまうと確認にならないのでトラブルの元となります。公式見解では『アウト』なんだそうです。

 

2然

押印してくれる廉価版も出てきましたが、施工まで含めると数万円は下らない・・・

 

 

ということで、探しに探して購入したのがコレ。

 

写真はokippa ホームページから

 

【okippa】という宅配ケースです。ボックスではなく、袋であることで、場所を取らず、安価。

以下、実際に自宅に設置した写真です。

 

玄関手すりにワイヤー(同梱)で設置してあります。

 

スナップボタンとマジックテープを外すと広がります。

 

広げるとバッグ状になります。

 

南京錠も同梱されています。

 

で、先ほどの印鑑問題ですが、この【okippa】、ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便、Amazon、楽天と提携しているので、押印不要というナイスな試み。

 

さらに、専用アプリまで開発していて、依頼してある荷物の配送状況までわかってしまうという優れもの。

写真はokippa ホームページから

 

価格も3,650円+税と手頃です。 ← これが私の決め手!!

アマゾンや楽天で 「okippa」で検索すれば購入できます。

 

 

これ、お勧めです。

 

 

hiroyuki

 

家具選びって、とっても大事。

  • author: oustam
  • 2018.11.15 Thursday

家づくりをするときに、タンスやキャビネットなど収納系家具の持ち込みは激減し、プラン計画の中で作り付けのクローゼットやクロークを図面に落とし込む事は今では当たり前になりました。これは相次ぐ大きな地震がおこるなか、タンスなどの置き家具を減らし、クローゼットを作り付けにして命を守ろうという意識から徐々に一般化してきたものです。
 

 

では、収納以外の家具はいつ選びますか?

収納以外の家具というと、ダイニングテーブルやチェア、ソファなど。

 


実は、多くの建築会社では、家具は後回しになることがとても多いです。

というのも、住宅のプランに関係ないと思われているから。

テーブルやイスの大きささえ図面にプロットされていれば、施主が引き渡し後に買えばいいと考えているケースがほとんどです。

 


しかし、この家具選び、家づくりの初期の段階で行うことが理想です。

 

家族の暮らし暮らしの中心となるリビング。

多くの方が新築を期にテーブルやチェアの購入を考えます。今使っているものをすべて持ち込むならば大きさの感覚もわかるかもしれませんが、新たな暮らしにあたって大きさを変えたりするのであれば、その大きさを事前に把握しておく必要があります。

後になって、やっぱりこの大きさにしたいとなったときに、そのスペースがとれていなかったら…
 

 

更に、家具というのは、家の中のイメージを大きく左右させます。

LDKを見回したときに目に入る面積がとても大きいですし、一度配置したら長期にわたってその場所に居続けます。

そのデザイン、色と建築物そのもののインテリアを併せて計画しておいた方がバランスがキレイになりますし、

家具がインテリアの選択を変えることもあります。
 

 
だからこそ、遅くともインテリア打合せ前には家具屋さんに足を運んだ方が良いです。
もちろん家具屋さんは、事前に建築会社に相談してしてみましょう。
その建築会社が、これから施主となる方に勧めたいイメージを含め、より素敵で快適な空間になるための方向性を提示してくれるはずです。
「お好きなところをみてきてください。」とか「ニ〇リを見てきたら。」と言われたとしたら・・・
提案者がイメージのゴールが見えていないか、引き渡したら自分と関係ないと考えているか。
 
オースタムの場合、設計者と一緒に家具を見に行きます。
そこで買ってもいいし、買わなくてもいい。(買ってもオースタムには一銭のも入りませんし。)
ただ、そこで、どんな家具を気に入り、どんなものに興味を持つか知っておくことで、よりお客様の好きなテイストを知ることができるんです。それまでの打合せの中で好みによっても、お連れする家具屋さんは変えますしね。
 

 
中には、大工さんが造るイスや作り付けのソファなど、建築と一体化した家具を希望される方もいらっしゃいますが、
是非一度、よい家具は体感しておいた方がいいと私は思います。
 
特にソファやチェアといった、身体をあずけるものについては、座った瞬間に「ピンとくる」というものがあります。
座面の形状、背もたれの角度、ひじ掛けの長さ、クッションの固さ。もちろん美しさも。
量産品ではなく、美観と快適性を両立した永く愛せる一品。
こだわりの工務店がつくる暮らしとリンクするような価値観がそこにあります。
 
建築会社を選ぶときに「家具はどうしたらいい?」と担当者に聞いて対応を見てみるのも面白いかも。


 

 

 

hiroyuki