栃木県宇都宮市の株式会社オースタム

「Tシャツの家」のつくり手、株式会社オースタムの公式ブログです。

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すべてが変わる!?

  • author: oustam
  • 2019.08.22 Thursday

先日、お引渡し後3か月点検にお伺いしたした際に、オーナー様に質問してみました。

 

 

私「新しい暮らしになって、生活で変わったことはありますか?」

 

オーナー様「すべてが変わりましたね。もう以前の暮らしには戻れません。」

 

 

本当にうれしい一言です。

 

ほんの3か月暮らして頂いただけで、そう感じて頂けるなんて、建築させていただいた身としては最高の誉め言葉をいただきました。

 

 

オーナーのM様、梅雨から初夏にかけて体感をして頂いていますが、お言葉のポイントはやはり「温度」と「湿度」。

 

 

日本の夏で、このふたつが家全体で管理されるとテキメンに暮らしが変わります。

 

 

 

ジメジメしない布団、布団をかぶって熟睡できる夜。

 

汗だくにならない朝、着替えもサラリと。

 

汗だくにならないので、シーツや寝間着のお洗濯回数も減ります。

 

お子さんの汗疹の心配なんていりません。

 

日中の奥様の家事も負担を小さく。

 

部屋干しでも洗濯物がよく乾くから、ジメジメの屋外に干す必要もなし。

 

外出から帰ってきて、玄関開ければスッと汗がひく。

 

調理で揚げ物や炒め物をするのも苦にならない。

 

お風呂からでたあと、また汗だくになりません。

 

布団に横になるとヒンヤリ。

 

 

家全体で「温度」と「湿度」が調整されると、こんな一日になります。

 

 

家は、外部の脅威から家族を守るシェルターです。

 

近年の日本の夏の暑さは、それこそ人の健康を損なうレベル。まさに脅威的になりました。

 

窓を開け放って快適な夏の夜は、いまや限られた地域の方のみのもの。

 

文化的で健康的な暮らしをするなら、冬の寒さだけでなく、夏の暑さ対策も必要です。

 

家全体での「温度」と「湿度」を管理する。

 

「温度」だけではダメ。

 

「湿度」も大事。

 

 

 

あ、デメリットもありますよ。

 

アイスクリームとビールのありがたみが無くなってしまうこと。

 

 

 

hiroyuki

 

 

 

家づくりはチームプロジェクト。

  • author: oustam
  • 2019.08.08 Thursday

家を建てるとき、たくさんの業種や職人が携わります。

 

大工はもちろん、基礎、仮設足場、電気、設備給排水、屋根、板金、外壁、左官、塗装などなど・・・

 

その多くは協力業者と呼ばれ、外注であることをご存知でしょうか。

 

工務店でも多くは大工さん以外は外注であることがほとんど。

 

すべてを自社で施工できる住宅建築会社なんてほぼ無いに等しいです。

 

ちなみにハウスメーカーの場合は、大工も外注です。

 

 

という事で、家は協力業者とともに建てていくものなんです。

 

だからこそ、協力業者の質って、とても大事。

 

急ごしらえでそろえられたメンバーでは、連携も何もあったものではありません。

 

価格重視の建築会社なんかで良く聞く話ですが、

「電気屋が配線する前に大工さんが壁や天井を貼ってしまって、電気屋が後から壁を外して施工した」

 

自己中心的な施工をする職人や現場で怒鳴り散らす職人。

 

こんな時代でも、実はまだまだいるんです。

 

 

だからこそ、建物の品質を守るためには、コミュニケーションがしっかり取れるチームとしての協力業者が必要です。

 

気密や断熱、納まりなどの必要な知識共有や、互いに理解している施工手順や方法、気軽に状況を相談しあえる間柄。

 

自分以外の仕事にも気を配ることで、スムーズな施工を行う事が出来ます。

 

 

逆に、無理な施工や発注金額を提示する建築会社の協力業者は入れ替わりが激しいです。

 

もちろん会社名は言えませんが、「あの会社の現場には2度と入りたくない。」そんな建築会社や設計事務所、栃木県内でも意外とそんな情報は職人間で飛び交っています。

 

 

とは言え、これから家を建てるご家族が、協力業者の良し悪しを比較検討するのは非常に難しいです。

 

それを判断する方法は、ひとつ。

 

着工前に「顔合わせ会」をひらく建築会社かどうか。

 

 

協力業者に自信がある建築会社は、住宅着工前に、主要な協力業者を集めて、施主様に紹介します。

 

そうすることで、協力業者も施主様の顔を覚えます。現場に施主が来た時に「誰が来たのかわからない」なんてことはなくなります。

 

施主様も一度顔を合わせていれば、気楽に現場に来ることができますし、安心して現場を任せて頂けると思います。

 

そうやって、施主様と家を建てる職人たちの距離が近くなることは、家づくりをよりハッピーにしてくれます。

 

家が完成しても、アフターメンテナンスに来た職人はまさに「自分の家を施工してくれたアノ人」であれば、安心ですよね。

 

 

 

もちろん、オースタムも「着工研修会」という「顔合わせ会」を一棟一棟行わせて頂いて、職人の紹介をしています。

 

家づくりはチームプロジェクトです。

 

そのチームは、施主様、建築会社、協力業者で成り立っています。

 

それぞれが、お互いを思いやりながら進められてこそ、本当にすてきなものが出来上がるものです。

 

 

 

 

hiroyuki

断熱だけで温度差は埋まらない。

  • author: oustam
  • 2019.07.24 Wednesday

先日、他県の建材系商社の営業さんと彼が建てた家の話をしたときのこと。

 

「断熱にこだわって建てたのに、トイレとか脱衣室が寒いんです。」

 

職業柄、断熱の重要性を理解していたし、なんなら数字上、オースタムの建てる家よりも断熱性能の数値が高い家を建てた彼。

 

なのに何故か、寒い部屋がある。

 

原因はどこにあるのでしょうか。

 

 

 

まずは、断熱ってナニ?って考えてみましょう。

 

「熱」を「断つ」のですから、外の暑い寒いが中に伝わらないようにし、

また家の中の暖かさや涼しさが外に逃げないようにすることです。

 

屋外からの熱の影響を小さくするためのバリアです。

 

 

温度差の少ない家をつくるにあたって、断熱は必須です。

 

しかし、それだけでは各部屋の温度差は埋まりません。

 

そこで必要になるのが、『空気循環』です。

 

近年の高気密・高断熱住宅となると、冷・暖房に使うエアコンも1台や2台という事が多くなってきました。

 

冷暖房機器の台数が少ないという事は、熱源及びその吹き出し口数が限られるということ。

 

どんな冷暖房機器も同じですが、熱源の近く、吹き出し口の近くが最も冷暖房の熱が効率的に伝わります。

 

物理的な距離が離れれば離れるほど、届く熱エネルギーは小さくなります。

 

さらに、壁などの障害があれば、より伝わりにくくなります。

 

だから、隅々まで熱が伝わるように『空気循環』を考えなければいけません。

 

室内はオープンな設計、より空気が循環しやすい通り道を作る。

 

断熱仕様によっては、基礎、壁体内、屋根裏まで、家中の空気の流れを想定した『設計』が必要となります。

 

 

これができないと、暖房の暖かさやエアコンの冷気が届きにくい部屋や空間ができてしまいます。

 

空気が滞るということは『換気』の問題もでてきてしまう。

 

 

『温度差のない家』=『全館空調』を考えた場合、『断熱』だけでなく、『空気循環』さらに『気密』『湿度管理』の4要素を設計する事が重要です。

 

これから家を建てる計画がある方は、この4つのワードについて、建築会社に「どうしてる?」と聞くだけで、「わかってる人が来た。」とばかりにしっかりと自社の強みを語ってくれるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

hiroyuki

 

 

 

 

スノーピーク×高気密・高断熱・全館空調住宅!?

  • author: oustam
  • 2019.07.18 Thursday

今をときめく、アウトドアブランド『スノーピーク』。

 

最高の品質と使いやすさ、そしてデザイン。

 

アウトドアギアをを少しでも購入しようとした事があれば、必ず目に入る憧れのメーカーです。

 

 

そんなアウトドアブランドが、住宅コラボしたことが先日、業界誌のトップになるくらい話題になりました。

 

 

山形県の「ファースの家」加盟店 荒正さんと東北芸術工科大学、そしてスノーピークのトリプルコラボです。

 

もちろんファースの家仕様。というか、ファースの家の中でもスーパーな高断熱仕様です。

 

 

なぜ、アウトドアと高断熱な家のコラボなのか?

 

アウトドア好き=自然と共にくらす家ではないのか?

 

そんな疑問がわきませんか?

 

 

 

ここから先は、ちょっと偏った意見かもしれません。

 

アウトドアな暮らしを実生活に取り入れたい方には「No!」と言われてしまうかもしれませんね。

 

 

 

 

現代、多くの方の暮らしにおいて、「アウトドア」というものは、趣味の一端である事が多いです。

毎日忙しい仕事、子育て、スマホやSNSで情報のやりとりも極端に早い暮らし。

 

ここから完全に逃れられる方は、本当にごく少数の勇気ある方々だと思います。

 

だからこそ、多くの方は週末や連休に「バーベキュー」や「キャンプ」に興じます。

 

アウトドアとは、不便を楽しむこと。

 

普段の生活では、ボタン一つでお湯が沸くのを、火起こし、場合によっては薪集めからスタートして、その工程を楽しむことです。暑さや寒さ、天気も自分たちの思うようにはなりません。

 

アウトドアが終わって家に帰ってくると、ヘトヘトでありながらも爽快感があります。

 

さて、それでは夏、アウトドアから帰宅したときに、蒸し風呂のような家の中だったら・・・

冬、火起こしして寒い中のバーベキュー。でも家に入っても寒かったら・・・

 

なんだか、どっちがアウトドアか分からなくなりますよね。

 

住環境が快適であれば、冬でも夏でも「また外に遊びに出たいね!」となります。

 

 

環境面で考えても、住宅を高気密・高断熱・省エネルギー・長寿命化することで、環境負荷を大きく減らすことが可能です。

それこそ、アウトドアの本質とも言えるのではないでしょうか。

 

 

また、アウトドアを住宅に持ち込みたいと考える方が近年増えています。

 

その場合、注意したいのが、普段の生活の支障にならない事。

 

前述した通り、現代人の多くは忙しい。

 

例えば冬、毎日暖房のために火起こしできるほど、余裕があるご家族がいらっしゃれば、本当に羨ましい生活です。

 

特に、子育てや家事に追われる主婦の皆さんには、負担になる事があります。

 

そのため、住環境性能や冷暖房設備設計は普通以上に抜かりなく。

 

生活動線を含めた外部とのアクセス、そしてお庭アウトドアやギアの出し入れレイアウトなどを中心に設計していくのが良いでしょう。

 

 

それが叶うからこその、ファースの家を含めたコラボだったのだと考えます。

 

近々、このコラボ物件に視察に行けることになりました。

 

地域コミュニティ形成含めた産学連携プロジェクト、楽しみです。

 

見学後、SNSなどで報告しますね。

 

 

 

 

 

 

「113.58度の家」断熱体感化見学会
7/27(土)・28(日) 予約制にて開催します。
http://oustam.jugem.jp/?eid=714

 

 

 

hiroyuki

窓は家をうつす鏡。窓を見るとアレがわかる。

  • author: oustam
  • 2019.07.11 Thursday

「皆さんのご自宅の窓、どんなものが付いているか、わかりますか?」

 

近年、サッシメーカーさんの啓蒙努力もあり、意外とご自宅の窓についてお答えいただける方、増えました。

 

ご存知の通り、窓は家の中でもと最も熱が出入りしやすい場所です。

 

このウィークポイントを補う努力を、快適な住環境を考えている建築会社は行っています。

 

一枚ガラスの窓なんて、障子紙と変わらないと言われるくらいですから、今どき、単板(一枚)ガラスを使って家を建てようという方は、ほとんどいらっしゃらないと思います。

 

特に私の文章を読んでいる位、奇特な方は、「樹脂サッシトリプルガラスにするか、木製サッシにするか・・・」なんて悩んでいらっしゃる方がほとんどだと思います。

 

最近では、樹脂を使う建築会社も増えてきているので、建築会社の選択肢も多くなってきているのではないでしょうか。

 

選択肢が多くなると、家づくりに悩みが多くなってしまいますね。

 

 

さて、それでは、その建築会社が住環境にこだわっているかどうか、外から見て分かるコツをお教えします。

 

そのポイントが窓です。

 

窓が樹脂か、複合か、アルミか、はたまたガラスは単板か、ペアか、トリプルかは、プロじゃないと判断しにくいかもしれません。

 

見るのは窓でも別のこと。

 

 

まずひとつ例を挙げてみます。

 

いまどき、こんな窓を使っていたら快適な住環境とはオサラバです。

 

(写真は某国産有名サッシメーカーの樹脂アルミ複合窓種より抜粋)

 

 

これ、ガラスルーバー窓と言いますが、気密断熱性が恐ろしく悪いです。

なにせ、閉めてもガラスとガラスが重なるだけなので、気密性が劇的に悪いです。

まず樹脂サッシでは見かけることはありませんが、外から見て、このサッシが付いていたら、冬は極寒の暮らしをされている可能性が高いです。

勧められても使っちゃいけないし、使いたいなんてもっての外ですよ。

 

 

では、次のふたつの写真はいかがでしょうか。

 

(フリー画像より)

 

(フリー画像より)

 

どちらも素敵な家ですが、窓に注目。

 

注目すべきは、先ほど同様、窓種です。

 

一枚目は引き違い窓、二枚目は上げ下げ窓が多用されています。

 

以前から、住宅の気密性の重要性はブログにて書いていましたが、そこがポイント。

 

引き違い窓や上げ下げ窓は、気密性能を引き下げる原因となります。

 

つまり、全棟気密測定をしているような建築会社は、数値が下がるのが目に見えて分かる為、上記窓の使用を極力控えます。

 

もちろん、お客様の外観や内観イメージのご要望などもあるかもしれませんが、それでも無駄に使う事はありません。

 

それを2枚とも惜しげもなく使っていることから、この建物の設計者は住宅の気密性や住環境にさほど興味をもっていないことがわかります。

 

もちろん、これは判断の一片ではあります。

 

写真もフリー画像なので、建物の向きや設計意図はわかりません。

 

仮に、樹脂サッシのトリプルガラスを使っていたとしても、

「その窓種を選んだ意味」を考えた設計者か、

 

「トリプルガラスだから、窓種はなんでもいいか。」と考える設計者では、

 

設計、施工、そして暮らしに大きな差が生まれます。

 

 

住宅地の家々を見る時に、「好きな外観かどうか?」、だけでなく、「窓種はどうかな?」とみてみるとオモシロイかもしれません。

 

 

hiroyuki

 

 

 

 

 

「113.58度の家」断熱体感化見学会
7/28(土)・29(日) 予約制にて開催します。

詳細は下記URLより。
http://oustam.jugem.jp/?eid=714

 

 

Tシャツの家 商標更新。

  • author: oustam
  • 2019.06.26 Wednesday

先日、「Tシャツの家」の商標の更新を行いました。

 

正確には、商標権存続期間更新と言い、その存続期間は10年です。

 

 

 

早いもので、オースタムが自社ブランドとして「Tシャツの家」を使い始めて、10年が経ったという事です。

 

使い始めた当初は、「Tシャツ屋さんだと思った!」と言われること多数でした。

(今でも、たまに言われますが・・・)

最近は、名前のイメージをくみ取ってくれる方が本当に増えた気がします。

 

 

オースタムが高気密・高断熱・全館空調の住宅を手掛け始めたのは、Tシャツの家を使う更に前の話です。

 

今でこそ、高気密・高断熱・全館空調の住宅も徐々に認知されてきましたが、オースタムがそんな住宅を作り始めた、約20年前には、「なんじゃそりゃ、贅沢な家だな。貴族の家か?」と言われたものです。

 

それもそのはず、20年前と言えば、「オール電化」ですら、キャンペーンがスタートして間もない頃です。

今では新築住宅のほとんどがオール電化となっていますが、当時はまだまだ最新テクノロジー。

オール電化する不信感を持つ人も多かった時代。

 

オール電化と併せてシェアを大きくした家庭用エコキュートですら、2001年4月発売ですから、時代の変化が著しいですよね。

 

 

とは言っても、実は気密断熱含めた住環境への意識ってそんなに大きく変わっていないのが現状です。

 

ZEH(ゼロエネルギーハウス)やスマートハウス、今はIot住宅でしょうか。そんなトレンドっぽい言葉だけが先行し、「太陽光発電で金儲け」とか、「声やスマホで家電が動かせる」とか、非常に表面的な部分がもてはやされ、暮らしの中での「室温」や「湿度」、「温度差」、「換気」といったところには、まだまだ意識が弱いんです。

 

私の持論である、

「暖かい家が欲しい人は、潜在的に全館空調を望んでいる。

 なぜなら、皆さんの暖かい家のイメージは、家中どこに行っても暖かいイメージしかないのだから。」

 

玄関入った瞬間から暖かくて、廊下も、トイレも、お風呂も、さらにWICや収納の中まで暖かいのが「暖かい家」。

 

それが普通なはずなんですけど、まだまだエアコンが付いてる部屋しか暖かくない、自称「暖かい家」が氾濫していますよね。

 

「全館空調」という言葉が特別な状況である以上、これから家づくりをされる方には、知ってほしいことは山ほどあります。

 

 

とは言え、オースタムは、家族経営の小さな工務店です。

 

たくさん広告も出せないし、年間で建てられる新築棟数は限られています。

 

それでも、高気密・高断熱・全館空調の住宅だけを作り続けています。

 

こんな小さな工務店を見つけるほど、頑張って快適な暮らしについて考え、調べて続けたご家族、そんなオースタムの手の届く範囲の皆さんを幸せにできるようにはしたいなぁ。

 

いっぱい家をたてる会社になるつもりは、ありません。

 

でも、家を建てくれたオーナー様と親せきのように付き合っていける会社に。

 

今もオーナー様たちにはたくさん応援して頂いてますが、より一層。

 

影響力は少ないけれど、少しずつ、今後も発信していけたら。

 

 

なんて、「Tシャツの家」商標登録から10年で思った、取り留めのない話でした。

 

今回はこれまで。

 

 

 

hiroyuki

 

「できない」ことがあります。

  • author: oustam
  • 2019.06.19 Wednesday

お客様に「できない」と言うな!!

 

これ、社会人になって、会社に入ると徹底的に教育された方、沢山いらっしゃると思います。

 

かく言う私もその一人。ハウスメーカー入った時なんか、エリアマネージャーから嫌という程言われました。

 

「できないと言った時点で、そのお客様は他の店に行くと思えっ!!」

 

当時から、まったく納得できませんでした。

 

本当に、そうなのでしょうか・・・

 

 

 

現在、オースタムでは、「できない」ことがあります。

 

例えば、

 

\儷謀な営業活動はできません。

 

大手ハウスメーカーや大きな建築会社さんは、沢山の営業スタッフがいて、お客様対応をします。

オースタムには、営業専門のスタッフがいません。

もちろん、家族経営の小さな工務店だから。と言ってしまえばそれまでですが、

現実には、営業専門のスタッフを雇うと、その人は「家を売る」事に従事します。

売って、報酬を得る。もちろん、社会的には必要な役割かもしれませんが、会社側も売らせるように発破をかけることになります。

会社が家の押し売りをする。そんな事はしたくないのです。

だから、毎週のように「家買いませんか?今なら安くします。」なんて足を運んだり、電話をしたりなんてことはできません。

 

 

極端な建物デザインはできません。

 

建物をカッコよく作りたい。これは家を建てるご家族も、施工する我々もお互いに大事にしたい事です。

しかし、建て主の好みだけで、特に建物の形状を作ることはできません。

近年、軒のないデザインの住宅が増えてきました。超住宅密集地ならばともかく、土地に余裕がある地域であれば、軒を出した方が、長期的に考えても雨漏りリスクを減らすことができます。

断熱・気密、耐震、雨仕舞、エコ、メンテナンス、など、住んでから如何に安心して、快適に暮らしていただけるかを考えての設計させて頂きます。

余りに極端なデザインとなると、上記性能へのリスクが高まる他、建物と共に自身も年老いたとき、不似合いになる事はないでしょうか。長年住み続けて頂く。其れをもとにご提案しています。

 

また、△稜廟厳燭箸靴董◆崔杷性能そんなに高くなくていいから、安く建てられない?」というご相談。

 

残念ながら、できません。

 

このレベル以上でないと、住んでからオーナー様に快適だと思っていただけないのです。

 

 

 

本来、建築に限らず、どんな会社にも曲げられない思いがあるはずです。

 

それは「どの部分に真にこだわっているか」という事なんだと思います。

 

「何でもできます」、「何でも得意です」というのは、

「こだわりがありません」、「専門分野がありません」と言っているのと同義です。

 

本当にすべてにおいて完璧にできるのであれば、その会社1社あれば、その業界すべて独占できてしまうのですから。

 

 

オースタムが「できない」ことをお客様に伝えることは、お客様と本音でぶつかるためです。

 

「できない」ことには理由があり、それをしっかりとご説明させて頂く。

 

そんな所の価値観をご理解いただけるオーナー様方と出会い、家づくりさせて頂いていることは、本当に幸せなことです。

 

書いていて、あらためて感謝の念が湧いてきました。

 

 

 

hiroyuki

 

 

エコの行き過ぎに注意。

  • author: oustam
  • 2019.06.13 Thursday

 

 

以前、住宅を新築した知人から相談を受けました。

 

幸いにも彼は、デザイン・住宅性能共にご自身の価値観に合った建築会社と出会い、住宅の断熱、気密性能にも満足する家づくりをされました。

 

彼「冬寒くて・・・」

 

私「???気密・断熱こだわったはずじゃ・・・」

 

相談を受けたのは彼の家が築5年くらいだったと記憶しています。

性能的にも必要十分、全館空調の設備が入っていると聞いていたはずなのです。

 

どういった状況なのか、聞いてみると、「朝方が寒い」のだという。

 

更に詳しく聞いてみると、家を建ててくれた建築会社の方針で、

冬に暖房がつく時間が、タイマー設定で決まっているのだという。

夕ご飯過ぎには暖房がOFFになるので、朝方には18℃くらいまで室温が下がってしまうとのこと。

 

私がアドバイスしたのは、

 

「暖房機をかける時間を延ばしなさい。」

 

それだけです。

 

こうして文章でみると、「当たり前でしょ?」と感じてしまうかもしれません。

しかし、「タイマー設定すればエコなので。」と言われてしまえば、それをやめたらエコじゃなくなってしまう気がするので、カンタンに見えて変更するには勇気が必要かもしれません。建築会社からすれば、よりエコに暮らしてほしいという考えからのご案内だったのですが、それがご家族を縛ってしまったようですね。

 

その後、彼はご家族と話し合って、24時間エアコンをつけっぱなしにする暮らし方に変更しました。

エアコンで温度設定してインバーター制御。設定温度になれば、止まってくれます。

もちろん、寒かった時期よりも電気使用量は少々上がりましたが、快適に暮らしています。

 

 

弊社の見学会に来られる方の中にも、こんな質問をされる方がいらっしゃいました。

「冬はこたつだけで暖房してるんだけど、全館空調の家なんて建てたら電気代上がらない?」

 

もちろん上がります。当然です。

 

環境負荷(エコ)や電気代を中心に考えるのであれば、極端な話、暖房も冷房も使わない事が最も良いのかもしれません。

 

それらを少しでも小さくしながら住環境をよくするために、気密・断熱性能を高めるのです。

 

 

梅雨を越えると、すぐに夏がやってきます。

 

熱帯夜を感じない睡眠は体調を整えてくれます。

 

疲れをしっかり取って、翌日の仕事や家事に向き合えることは、現代の暮らしにとって、とても重要なことです。

 

家の中で熱中症なんてもってのほか。

 

余談ですが、先日お引渡しさせて頂いたオーナーのT様。

アパート暮らしのときには、お子さんが寝相悪かったり、寝言を言ったりすることが多かったのに、

Tシャツの家に引っ越した当日から、完全熟睡して早起きになったとのこと。

 

あくまでも個人の感想レベルの話ですが、睡眠環境もとっても大事。

 

エコは大事なことです。現代人として常に意識するべき事のひとつであるのは間違いありません。

 

でも、そこに引っ張られすぎて、ご家族の暮らしや健康を害してしまっては元も子もありません。

 

無理をしないエコロジーと快適のバランスが大事です。。

 

 

 

hiroyuki

○○○万円で理想の暮らしが・・・???

  • author: oustam
  • 2019.06.06 Thursday

ここ数か月で何度か目にしたキャッチコピー。

 

「●●●万円で理想の暮らしが!!」

 

広告は、新築のものだったり、リノベーション物件だったり、建築会社も違います。

 

ふと、思ったのは、「理想の暮らしとは何だろう?」という事。

 

 

ホームシアターがある暮らし?

ビルトインガレージのある暮らし?

友達をよんでホームパーティーができる暮らし?

 

はたまた、

 

防犯性の高く安心な暮らし?

光熱費が安い暮らし?

あたたかい・すずしい暮らし?

 

それとも、

 

自然を感じる暮らし?

手仕事で手間を惜しまない暮らし?

逆に、手間の掛からない暮らし?

 

「理想の暮らし」は家族の数だけあります。

家をつくる側からはカンタンには言えません。

 

 

では、家というものの、元々の性質を考えてみても、根本を突き詰めれば、人類が洞窟に暮らしているときから変わっていないのではないでしょうか。

 

「風雨から身を守り」、「暑さ寒さから身を守り」、「家族の暮らしの中心」となる場所ではないでしょうか。

 

現在の家においても、屋根や壁はあるので「風雨から身を守る」ことはできています。

「家族の暮らしの中心」であることも変わりありません。

 

ただ、「暑さ寒さから身を守れ」ているでしょうか。

 

過去にはないほどの猛暑の中、家の中で熱中症になったり、逆に布団の中で凍死してしまうような暮らしが、身近にあふれています。

 

昔は真夏でも、夜になったら窓を開けて換気すれば、涼しい夜風が入ってきました。

 

現代はどうでしょう。熱帯夜に窓を開けても熱風しか入ってきません。

 

今年も、5月だというのに猛暑のような日が続いています。

 

住む人が「涼しい・暖かい」と、はっきり言える家がどれだけあるでしょうか。

 

「すべてコミコミ●●●●万円!」と謳う住宅に何が入っていないか。

 

家の本来必要としている「暑さ寒さから身を守る」性能が欠けていることがほとんどです。

 

ホームシアターにしても、ガレージにしても、手間がかかる、かからないにしても、「身を守れて」その後の話ではないでしょうか。

 

 

ブログでも何度も書いていますが、「この家は暖かいですよ。」と言われて、多くの方が想像するのは、「どの部屋に行っても温度が変わらず、寒いと感じない」暮らしです。

つまり「暖かい家が欲しい。」と仰るご家族が本来想像しているのは、高気密高断熱住宅の中でも、全館空調と同義です。

 

にもかかわらず、多くの建築会社では「うちの建物は暖かいですよ。」と言いながらも、暖房のない部屋やトイレ、お風呂、ウォークインクローゼットが寒かったり、室温の想定が20℃以下だったり、現実に温度差がある暮らし。

 

「理想の暮らし」とは・・・

 

その建築会社の経営者さんの理想の暮らしが、そこに見えるという事ですよね。

 

まあ、このキャッチコピーを使っている建築会社の多くがローコストや分譲など、

表示価格優先の建築会社さんが多いというのは・・・

 

そういう事なんでしょう。

 

 

 

hiroyuki

 

 

 

 

紙棚がある暮らし。

  • author: oustam
  • 2019.05.30 Thursday

 

打合せ中にマンガ???

 

いえいえ、読んでる訳ではありません。

 

本好きの方にも、好きなジャンルがいろいろあります。

 

マンガ、小説、画集、雑誌、ムックなどなど。

 

例えば、マンガでも、ジャンプコミックなどを代表する、通称少年コミックサイズ、写真のバガボンドのような青年コミックサイズ、更に写真の攻殻機動隊のような完全版サイズ、他にも文庫サイズなど多様なサイズ展開をしています。

 

近年、大工さんが作る本棚のご要望が多くなっていますが、その打合せでは、どんなジャンルの、どんなサイズの本が、何十冊〜何百冊あるか。そして作りたいスペースに何段棚がつくれるか。という事を話しあいます。

 

もちろん、有り余るほどの超大容量の本棚を作れればいいのですが、本棚も多様なご要望の中のひとつ、そこばかりに予算を充てる訳にはいきませんので、必要十分なサイズを割り出していくのです。

 

ちょっと余裕がある本棚はとってもイイです。

 

デジタルブックが普及してきて、kindleなどで読まれている方も多いので、本棚なんてスペースの無駄と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、先日ラジオで、スーベニアフロムトーキョーなどを手掛けるブックディレクターの幅 允孝(はば よしたか)さんが、

「デジタルで購入すると一回読んで意外とそのあと振り返らない。もう一回読むと思ったら、紙で購入する。本棚に置いておけるから、安心してその本の存在を忘れられる。そんなに読み返さなくても本棚の横を通った時に、『あぁ、あるな』と思ったりする。そんな半分忘れながらも安心するスペースだから、神棚ならぬ『紙棚』なんです。」

 

と話していて、なんだかとても共感してしまいました。

 

コレクションとまではいかないけれど、その存在がちょっとだけ、生活の中で気分がアガるスペース。

人によっては、本かもしれないし、CDや、レコード、DVD、トイ、かもしれません。

 

そんな力ある品々を、ふと横目で見て生活に安心をえる棚。

 

加魅棚』(かみだな)。

 

あまりうまくないですね( *´艸`)

 

是非暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

P.S.

ちなみに、私の自宅の「加魅棚」はこんなカンジです。

 

 

 

 

hiroyuki